ワシ流、大掃除(障子の張り替え編)

料理など

 前回予告した通り、やってみました、障子の張り替え!数年ぶり、2回目という経験値の低さゆえ、今回は「ワシ流」と豪語できる内容にはなり得ませぬ。そこで、素人なりに体験しながら分かったことを、ワシ流にシェアさせていただこうと思います。

刷毛(はけ)は、なくてもなんとかなる

 刷毛がなかったので、昨日のトースター掃除に引き続き、筆を使ってみました。おそらく、はけの方が、水を含ませる回数が少なくてすむと思いますが、ワシは全く苦になりませんでした。スポンジを使ってポンポンと水を含ませるのもありだと思います。

古い障子紙を剥がすコツ

 昔見たテレビドラマで、障子を剥がす前に親子で楽しそうにバシバシと障子紙を突き破るという、なんともハートフルなシーンを記憶しており、一時はそういうものだと思っていました。が、よく考えて見れば、ビリビリになった障子紙は、細かい紙片を一つ一つ取り除く手間が増えます。できるだけ、貼った時と同じ大きな状態で剥ぎ取ったほうが、モーションが慎重でゆっくりになったとしても、効率的です。後処理も楽ですしね。

 このような方針で、しばらく作業しているうちに、確信した(予想はしていた)コツ。それは、“紙を裏返していくように剥がすのではなく、平にピンと張った状態をキープしながら剥がしていく”ということです。分かりにくいですよね。。。そう思って、動画を撮ってみました。

 刃物を使わずに紙を切り分けるとき、ねじ曲げるように力を加えると切れ目は真っ直ぐではなく、あらぬ方向へ進んでいってしまい、切れる・・・のではなく、破れて・・・しまいます。(チケットなどをもぎるときもそうですよね)これは、裂け目の一点に力が集中するからです。さらにこの障子紙は、糊を溶かすためにぬらされているので、大変破れやすくなっており、一点に力が集中した瞬間、簡単に破れて面倒なことになってしまいます。剥がす紙の方向(進行方向)ではなく、剥がした紙の方(手前)に引っ張り上げていく…という感じでしょうか。うーん、説明難しいなぁ・・・。

剥がした後の拭き取りは大切

 これは想像ですが、「見えなくなるから」などと、拭き取りを疎かにしたまま新しい障子紙を貼ったりしたら、きっと新しい紙がきちんと貼れなかったり、次の張り替えで剥がしにくくなったりすると思うのです。また、拭いてみて分かったのですが、縦と横の桟が交わっている角の部分にはかなり埃が溜まったおり、ここをしっかり拭き取れるのは、紙を剥がしている今を置いて他にないなと実感もしました。

アイロンを使うタイプは、水で剥がせない

 今回張り替えるのは、小2枚と、大2枚。前者はワイドな1枚型でアイロン貼りタイプ。後者は、桟の幅の巻物型?を大和糊で貼り付けてありました。(数年前にワシがやったはずですが、全く覚えていません…😅)そして、どちらも同じように剥がしたのですが、糊付けタイプの方が、剥がした後の桟の痛みが小さいと感じました。・・・が、このブログを書いている途中で、はたと気づき、ググってみたところ、このタイプは、水ではなく、貼ったときと同様アイロンやドライヤーで温めながら剥がさなくてはならない!ということが判明しました。いやぁ、大失敗です。。。

糊を塗る前にすべきこと

 これは、プロのアドバイザーさんの動画を見て知ったことですので、そちらを見た方が早いのですが、簡単に言えば、糊を桟に塗布する前に位置決めをしっかりしないといけないということです。

  1. 紙の先端のはじを1箇所だけ、外枠にテープで仮留めする。
  2. もう一方のはじをテープで固定する前に、紙をある程度伸ばして方向が正しいかチェック
  3. 両端を仮留めしたら、紙を枠の外まで戻しておいた状態で糊をぬる
  4. 仮留めのテープを軸にしながら、紙を位置決めしたところまで引き伸ばして貼り付ける

 特に1〜2は、「なるほど」と感心しました。最初に複数箇所をテープで留めてしまうと、方向修正が面倒ですよね。

マスキング(養生)テープは必要

 枠の内側に、障子紙を貼り付ける糊しろとなるくぼみがありますが、これを「紙じゃくり」と呼ぶそうです。正しい位置に紙を貼り付けた後、この紙じゃくりの外側に沿って、カッターで余分な紙を切り取るのですが、貼ったばかりだとどうしても紙が濡れて脆くなっているので、スパッとキレてくれないことがあります

これはアイロンタイプの場合。やはり乾いていると切りやすい。

 かといって、乾くまで待っていたら、枠にまでガッツリ貼り付いてしまいそうです。そこで、多くの動画で紹介していたように、紙じゃくりの外側ギリギリで太めのマスキングテープを張り巡らせておけば、安心して乾くまで待てるなと思った次第であります。

床置き作業はキツイ

 どんな参考動画を見ても、床置きで作業しているものは1本もなく、皆、腰よりやや低い高さの作業台を使っていました。それもそのはず。腰への負担が半端ないのです!特に、大きな方は細長タイプの紙を何度も貼ったので、後半が本当にきつかったです。左右の動きが大きい上に、桟を踏まないように足の置き場を気をつけなければならないので、神経もかなりすり減ります。家庭では、キッチンテーブルを作業台にするのがベストだと思います。

まとめ

  • サイズがあるならば、大判1枚タイプの方が良い。
  • アイロン貼りタイプの障子紙は水では剥がせない(温めながら剥がす)
  • 紙を剥がした状態での拭き掃除は丁寧に。
  • 床置きでは腰を痛めるので、作業台の上でやるべし。
  • マスキングテープはあったほうが良い。

 明日は、窓拭きだそうです。。。腰が痛い。。。

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